株主優待は縮小の傾向を迎える!?
まず、最初にお伝えしておきたいのですが、
タケノコは株主優待大好きです!
ただ、株主優待にこだわる投資は以前ほどはおこなっておりません。
私が株主優待のことを大きなテーマとして取り上げているため
矛盾している部分があるのかもしれませんが、
ここ数年来に比べて
株主優待投資をメインにしていると、
資産を目減りさせる可能性が高くなっていると考えております。
ご存じの通り
優待投資家の王道銘柄オリックス(8591)を筆頭に、
優待の廃止が続出しています。
数年前までの「株主優待生活を始めましょう」には
高いハードルができてしまいました。
優待ライフは本当に楽しいヒトトキなんですけどね・・。
よく言われている理由
①海外投資家にとって、日本株の株主優待は恩恵が受けられない。
不平等ということですね。
会社としても「利益は平等に還元すべき」という考えが広がっております。
市場再編が外国人投資家のマネーを呼び込む目的があるため、
その流れにも沿っています。
②市場再編により上場基準の株主数が引き下げられたため、
そもそも今までほど個人投資家を確保する必要がなくなった。
プライム市場上場の基準は、例えば
株主数800人以上(東証1部は2200人以上で良かった)
流通株式時価総額が100億以上
流通株式比率35%以上
となっているため、
企業は株主数を増やすより時価総額を上げるための施策が大事と捉えても不思議ではありません。
時価総額を上げるためには、海外投資家や機関投資家などに投資してもらう方法が有効であるため、
企業側がそれを主体にすると、その点からも株主優待投資は不利になります。
逆に、今後は配当等による利益還元を求めて投資をすべきと思っております。
若しくはインデックス積立投資です。
(今回はインデックス投資については触れませんが)
利益還元に関しては
「自社株買い」や「TOB」等でもキャピタルゲインを狙えると思いますが、
我々個人投資家が判断をつけやすい目安は
やはり「配当金」(インカムゲイン)というワードになると思います。
増配銘柄や長年配当を維持できている銘柄、
累進配当(配当金を減配せずに「現状維持」か「増配」しかしませんよということ)
を対外的に掲げている銘柄は投資の候補に挙げても良いと思います。
③株主優待品では「複利」の効果が期待できない。
そのため、今の時代は特に
配当金再投資で複利の効果に期待するスタイルが大事だと思います。
今日のつぶやき
無理をして配当を出している銘柄買わないようにしましょう。
減配・無配転落になると、配当の恩恵が受けられないだけでなく、
株価暴落のダブルパンチになるかもしれません。
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